漆喰
漆喰とは、「消石灰」を主成分とする塗り壁材のことです。
「消石灰」は、石灰石を焼成・消化した物。現在の石灰石は、2億~3億年前のサンゴ礁と言われています。

漆喰の特徴
①二酸化炭素吸収特性
漆喰の主成分である消石灰(水酸化カルシウム)は、空気中の二酸化炭素を吸収しつづけ、石灰石(=炭酸カルシウム)に戻ることで固まります。
これを炭酸化反応といいますが、消石灰は短期間に一気に炭酸化されるのではなく、100年をこえる長い時間をかけて徐々に炭酸化し、石灰石に戻ります。
Ca(OH)2 + CO2 ⇒ CaCO3 + H2O(消石灰+二酸化炭素⇒石灰石+水)
この機能から漆喰は地球温暖化問題に貢献できる素材と言われています。
消石灰1tの使用でおおよそ0.65tのCO2を吸収・分解します。
②ホルムアルデヒド吸着性
漆喰は、主成分の消石灰の機能により、かびや細菌の発生・増殖を予防できる、いわば天然の防かび・抗菌材です。
だから、湿気を吸ってもかびません。
③結露を防ぐ
漆喰は、主成分である消石灰の微細孔により、高い吸湿性能を有し、結露を防止・抑制する効果を有しております。
④不燃性
漆喰は、燃えません。
Tweet